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天才バレエダンサー、ヴァーツラフ・ニジンスキー。
彼は自分の思うままに舞台を創りだし、自らの翼で大空に羽ばたきたい
と、生きるために踊ってきた毎日の中で夢みていた。
彼の才能を見出したバレエ・リュスの主宰、セルゲイ・ディアギレフ。
ヴァーツラフを慕う財閥の娘で踊り子の、ロモラ・ド・プルツキー。
ヴァーツラフとロモラの愛。
ヴァーツラフとセルゲイの愛。
二つの違った愛がヴァーツラフを舞神にし、
一方でヴァーツラフを苦しめ、翼を縛る。
愛によって苦しみ、愛に生きる。
ヴァーツラフ・ニジンスキーの人生。
…みたいな感じ?^^;
チギちゃんの演じたヴァーツラフ・ニジンスキーは、
最初から最後まで美しいヴァーツラフだった。
プログラムの裏表紙にも圧倒されちゃった!
そ、そんなアップな顔とか、美しすぎて反則!みたいな(笑)
踊ってる時はピッと張った一本の線のように張り詰めて、
予想はしてたけど、やっぱり跳躍がキレイでした。
セルゲイさんとの身長差は、もはや萌えの領域w
セルゲイさんに押し倒されてキスされる時の受身姿勢の時と、
ロモラを後ろから抱きしめ「一人の男」になる時と…
私は主にロモラと共に生きていく時のヴァーツラフが好きです。
疲労困憊してる時なんだけど、ヴァーツラフにも守るものができて
ロモラとキラのためにも踊っていこうとしている時が好きなんです。
セルゲイという名の鳥籠の中で生きていたダンサーから
愛する人を守っていこうと決心した男となり、そしてまた
愛する人のためにと鳥籠の中へ戻って行く人となる。
残念だったのは、セルゲイがあまりヴァーツラフを束縛してない気がすること。
もっとがっつりヴァーツラフを愛で縛り付けてよかったのよ?みたいな(笑)
じゃないと、最終的にヴァーツラフがなんで狂気に堕ちていくか分からない。
ヴァーツラフは再び鳥籠で生きていくと決めて、
それはロモラやキラのために踊るからでもあるのだけど
セルゲイと契約して鳥籠に戻る経緯が手紙を書くあのシーンだけじゃ…
突然げっそりしたヴァーツラフに「?」となってもしょうがない。
キタロウ演じるセルゲイは、私の期待以上のキタロウでした。
ちょっと前傾姿勢なのが、キタロウらしいっていうか(笑)
あゆちゃんのロモラも、すごくよかった!
もっともっと似合う衣装いっぱい着せてあげてよと思ったけど(笑)
あゆっちは、ちょっととなみと同じ系統かもしれない。
というのは、若い時代の役よりも「妻」となる時代の役の方が
断然、美しくて反則的に役が深まってると思うから。
セルゲイさんとの対決シーン(いや、別に殴り合いとかじゃないよ。笑)
では、真っ直ぐなロモラがハッとするほど美しい。
ここまで演じられる娘役になるなんて…と、私は母親か(笑)
せしる&なぎしょ(彩凪翔くん)カップル(役名で書け)
いや、カップルじゃなかったとしても、書く。二人はカップル!
厳密にいうと、せしるの片思いなんかな。
彼女の方が身長が高くてガッシリしてるという最強カポーw
しょーがない。なぎしょの本業は男役!
ゆかこ(香音有希)氏、りーしゃ(透真かずき)氏、
まなはる(真那春人)氏、ホタテ(帆風成海)氏、あす(久城あす)氏
ここらへんが今回のツボ男役だったかなぁ。
お辞儀した後のまなはるの「にかーっ」笑顔は忘れない!
私の中の影の主役は、プルミエール隊!(笑)
主に、きゃび(早花まこ)様カレン(千風カレン)様、
そしてすずちゃん(白渚すずちゃん)ウォッチしてた。
毎回アドリブが違うし、小道具も変わってくるし、
とりわけ、すずちゃんのあの走り方ツボ…!
工夫されたアドリブを盛大に展開するプルミエール隊。
本当に、お疲れ様でした!
娘役は、私の中の常連・もも(桃花ひな)ちゃんに、
あだちゅう(寿春花果ちゃん)のスタイルがかなりツボだったな!
あのフィナーレの白ドレスとか。
あとは、さらさ(透水さらさ)ちゃんが時々ゆきりん(AKB)に見えたりで
そこらへん注目でした。
このカンパニー、大好きすぎた!
DVDが出たら買いたいなぁ。
チギちゃんの記念すべき単独初主演だったし、
私にとっては公演の内容がどうであれ
思い出深い公演となりました。
ありがとう、ニジンスキー。
原田くんがこれから精進してくれることを祈りつつ、
同様にチギちゃんもこれから輝かしい階段をのぼれますよう。
一人のファンとして、心から祈っています。
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